2023年
No. | 業種 |
要旨 |
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2023 | 5 | 1388 | 内容のわからない緊急連絡 | 飲料メーカー | 営業二課 課長 |
コロナ禍採用の二人の新人。会議の準備作業がある日、定時を過ぎて、一人から休む連絡が入る。係長がもう一人の新人に手伝いを打診するが断られる。そこに、他のメンバーの協力を申し出ると、早々にトイレに席を外す。 | 考え方や方向性の共有とルールの取り決め |
1387 | ルールを軽視する新人 | 生活関連製品メーカー | 総務課 課長 |
新人に自覚を促すためには、これまでの職務姿勢と職務行動を振り返るための研修を実施し、凛とした姿勢で業務命令を出す方法を学びます。 | フォローアップ研修と凛とした態度 | ||
2023 | 4 | 1386 | デジタル化の落とし穴 | 日用品販売会社 | 営業一課 課長 |
営業関係データのデジタル化を進める中、仕事の情報を開示しないベテランに頭を抱えるリーダー。課長はだれでもできる仕事になれば彼らは居場所を失ってしまうからだと言うが、リーダーはそれは個人的な事情と反発する。 | 要は標準化とチームワーク |
1385 | 上手な叱り方 | 小売業 | 店舗 店長 |
仕入部門に配属された新人に、農家からクレームが相次ぐ。ご機嫌をとっていたら品質も納期もダメになると言う新人に、店長はそういう姿勢に問題があると畳みかける。その後、農家から野菜が納入されないとの訴えが入る。 | 叱り上手になる5W1Hの原則 | ||
2023 | 3 | 1384 | 在宅勤務とメンタル不調 | 情報通信事業会社 | プロジェクト マネージャー |
テレワーク下のプロジェクト。リーダーは状況を知るためにカメラオンを要請するが、女性たちが反対。部長からはハラスメントの恐れを指摘される。その後、遅延がひどいことが判明し、リーダーは進捗会議を欠席し始める。 | 労務状況の把握と適切なラインケア |
1383 | スキルが劣る役職定年者 | システム開発会社 | システム課 課長 |
1年後に役職定年を迎える課長。研修で人事課から今後は一線で頑張ってほしいと言われる。同期の課長も、暇を見つけて、リスキリングしていることを知って驚く。だが、マネジメントに時間がとられ、時間がないことを嘆く。 | セカンドキャリアとスムーズなキャリアシフト | ||
2023 | 2 | 1382 | ほめ方を知らない上司 | アパレルメーカ | 営業課 課長 |
異動してきた若手が老舗デパートの担当となり、大きな商談を任されるが、課長はほったかし。商談が大過なく終わると、課長は上機嫌でほめちぎる。しかし、本人の自己評価は低く、課題を指摘したため、課長は口をつぐむ。 | 根拠のある肯定と改善点を示したフィードバック |
1381 | 男性の育休取得 | 印刷会社 | 営業課 課長 |
妻の妊娠が判明するも、なかなか育休の取得申出ができない男性部下。妻から急かされ、それでも単刀直入に切り出すが、繁忙期に厳しい数字を抱えている課長は「なぜもっと早く言ってくれなかったんだ!」とキレてしまう。 | 心理的安全性の確保と家事・育児への理解 | ||
2023 | 1 | 1380 | 部下の経験を活かせない上司 | 損害保険会社 | 支店 課長 |
営業支援シテムのプロジェクトへの応援を求められた課長。ベテラン部下を派遣することに決めるが、若手のシステムエンジニアばかりで、話にすらついていけない。本人から外してほしいと訴えられるが、課長は励ますだけ。 | 必要能力や適性の確認と適切なマッチング |
1379 | リスキリングとキャリア形成 | リース会社 | 企画課 課長 |
リスキリングの社内制度の活用を奨励する課長。覇気が感じられない年上部下にも、折に触れてその受講を働きかけるが、本人は「新しいことに取り組むのは苦手」と応じる。課長はその対応に、怒りと徒労感でいっぱいになる。 | 目的の明確化と部下の特性に合わせた個別対応 | ||
2022年
No. | 業種 |
要旨 |
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2022 | 12 | 1378 | 孤立するDX推進リーダー | ソフト開発会社 | 開発課 課長 |
商品の自動発注システムの導入を進めるスーパー。プロジェクトリーダーが客からの聴き取りよりAIによる需要予測のほうが正確と伝えると、現場のベテランたちが猛反発する。担当役員からは進め方に対する疑念も呈される。 | ベテランへの新役割と一緒にやるという気持ち |
1377 | 当事者意識のない会議出席者 | 運送会社 | 開発課 課長 |
定例会議で重点開発エリアとして“東海”を切り出す課長。参加者たちは追従するが、課長はもっと考えてほしいと言う。そこでメンバーが慎重論を主張すると、課長はすでに決まったことと応じる。全員に諦めの表情が浮かぶ。 | 意見を引き出す働きかけとブレない会議運営 | ||
2022 | 11 | 1376 | 容認できな副業 | ソフト開発会社 | 開発課 課長 |
利益の薄いプロジェクトが突然中止され、中心メンバーが強く反発。そこへ、そのプロジェクトが他社に採用されるらしいという情報が舞い込む。技術流失の懸念を持った課長は、元メンバーに副業じゃないかとの探りを入れる。 | 部下行動のサインとリスクへの毅然たる対応 |
1375 | 暗黙のルールに戸惑う新人 | 事務用品商社 | 営業課 課長 |
新人が配属早々に職場の社風や暗黙のルールとぶつかり始める。ルールを守らない新人を、課長は教育訓練の一環と注意するが、新人は反発。課長は、その主張に一定の合理性を認めるが、周囲からの孤立を懸念する。 | 組織のビジョン・ミッションと根拠を明示した指導 | ||
2022 | 10 | 1374 | テレワークと進捗管理 | 食品メーカー | 営業企画課 課長 |
共有スケジュールを確認し、テレワーク中の部下にチャットで仕事を指示する課長。だが、部下の仕事の予定がズレ込む。翌朝、それを知った課長は狼狽し、なぜ共有スケジュールを変更しなかったのか、部下を詰問する。 | 声かけと管理ツールに対する思い込み排除 |
1373 | 頼んだことを忘れる新人 | 衛生商品メーカー | 営業課 課長 |
配属された新人は頼まれた仕事をすぐに忘れる。教育担当が確認を求めてもまだやっていない。忘れることを繰り返し、甘えるように助けも求める。課長に相談しても、それが教育と庇うばかり。教育担当はその対応に呆れる。 | 進捗状況の確認と指導計画に基づく再教育 | ||
2022 | 9 | 1372 | 脱在宅勤務のストレス | 食品メーカー | 業務部 課長 |
子育て中の部下が在宅勤務をフル活用する一方、不妊治療をおこなっている部下は出勤に不公平感を抱く。出勤日数が増える中、在宅勤務者はプレッシャーを感じ、周囲の冷たい視線が気になり、出社日は頭痛がするという。 | 偏りのないマネジメントとハイブリット勤務の構築 |
1371 | 定年後のキャリア形成 | 製薬会社 | 営業課 リーダー |
営業チームのサポートを任された再雇用者。その後、リーダーは課長に「こちらから聞かないと、積極的に教えてくれない」と相談を持ちかける。再雇用者は中途半端なポジションに葛藤を抱きバランスをとって働いていると語る。 | 多様なニーズの把握と必要な役割・権限の付与 | ||
2022 | 8 | 1370 | 正社員登用に戸惑う契約社員 | 保険会社 | 運用サービス部 課長 |
正社員登用とチーフ職への昇進を打診された契約社員は「不安のほうが大きい」と答えるが、課長はすでに定型事務の半分がなくなっていると本人に畳みかける。課長は、なぜこんないい話に乗ってこないのか不思議に思う。 | イメージ喚起のサポートと内的報酬へのフォーカス |
1369 | 責任回避のための報連相 | 家電メーカー | 研修チーム リーダー |
些細なことでも報連相を欠かさない部下。リーダーはいちいち報連相に来なくてもいいと伝える。その後、営業本部長への報告の遅れが生じ、リーダーから事情を話してほしいと懇願するが、それは担当者の仕事と指摘される。 | 思考・行動の修正と対話によるコミュニケーション | ||
2022 | 7 | 1368 | ジョブ型雇用への反発 | 飲料メーカー | マーケティング課 課長 |
販促チームの係長からジョブ型社員の応援要請を受けた課長。ジョブ型社員を理由に断り、駆け出しを応援に出す。教えることが多すぎて逆に負担のが大きかったとこぼす係長は、職場のサポート体制の行方に不安が募る。 | 部下のキャリアへの関わりと新たなチーム作り |
1367 | Z世代の目標設定 | ビル設備管理会社 | 事業課 課長 |
課長はある若手にリーダーへの昇進推薦を打診するが、本人は「もともと定年まで勤める気はなく、早期に転職することも考えていた」と打ち明ける。その言葉を受けて、どう目標を設定していけばよいのか途方に暮れてしまう。 | 他者の価値観の受容と関係性を構築する対話 | ||
2022 | 6 | 1366 | 地域貢献に後ろ向きの上司 | 保険会社 | 営業課 課長 |
本社から地方支社に赴任した損保の営業課長。部下が落ち葉掃除をしたり、地域商店会のイベントに参加することに苦手意識を感じる。あるとき、総出で雪かきを提案され、安易に判断を下していいものか考え込んでしまう。 | キャリアの見直しと地方独特の文化への理解 |
1365 | シニア社員ばかりの会議 | 菓子メーカー | マーケティング部 部長 |
シニアが多数を出席する会議。部長は若手にまず話させようとするが、いつもシニアが割り込む。元上司や先輩ばかりで遠慮が働く。若手はその仕切りにがっかりし、シニアたちに話を合わせて黙っているほうが得策だと思う。 | 多種多様な意見を出す工夫と各属性の視点 | ||
2022 | 5 | 1364 | 自覚できないモラハラ | 事務用品商社 | 営業部 課長 |
オンライン会議で、女性部下にチャット等でいろいろ送る係長。部下は課長に相談するが、受け流さないとやっていけないと言われる。その後、課長が係長に確認すると、コミュニケーションをとろうと考えているだけと言われる。 | 課題の先取り・対策と容認基準のアップデート |
1363 | テレワーク中の飲酒 | 飲料メーカー | 営業課 課長 |
テレワーク中の部下の営業報告に怪しい文面を見つけた課長。酔っていたかもしれないと説明するが、その後も顧客を非難する営業報告が当該顧客へ誤送信されたことが発覚。だが、それは顧客に非があると反論される。 | 部下からの意見の受容と就業時間軸による判断 | ||
2022 | 4 | 1362 | “脱ハンコ”の壁 | 機械メーカー | 営業推進課 課長 |
稟議書のシステム上の処理を決めた職場。だがトライアル早々、課長が承認の取り消しを求める。職場委員は、そんな機能はないので、役員に差し戻してもらうように伝えるが、課長は自分の立場はどうなると猛烈に反発する。 | 全社視点での理解とシステム化の導入 |
1361 | ”教えて”新人 | ITソリューション販売会社 | 販売課 課長 |
課長は、周囲のサポートを当然視する若手を違うチームに異動させ、自立を求める。だが、コロナ禍で働き方が大きく変化する中、業績が一向に上向かない若手は、以前のチームにいれば、こんなことにならなかったと言い募る。 | 問題点の正しい指摘と新人教育による意識改革 | ||
2022 | 3 | 1360 | 復職後のパフォーマンス低下 | 製薬メーカー | 商品企画課 課長 |
約1年間休職後、職場復帰した主任。慣らし勤務の後、課長は幹部プレゼンの仕事を任せるが、主任からは何も発信されない。チームミーティングを開いても、口を閉ざしたまま。その後、代役選任の申出を受け、課長は戸惑う。 | 丁寧な現状把握としっかりしたフォロー |
1359 | キャリアビジョンのない上司 | システム開発会社 | システム設計 課長 |
若い部下がいう“10年後の姿”にピンとこない課長。部長が将来の後方支援のために新しいプログラムの勉強をしていることに驚く。人事課長からはキャリア面談のために、明確なキャリアビジョンの必要性を指摘され考え込む。 | 自分の立ち位置の把握と仕事環境の変化 | ||
2022 | 2 | 1358 | 評価とモラルハザード | 電機メーカー | 営業 課長 |
三度も昇進が見送られた営業のエース。成績はいいのに、素行面で評価を下げられた若手。モチベーションの低下が危惧される中、課長は組織で仕事をしているという自覚をもってほしいと伝えるが、当事者たちは反発する。 | 行動特性への理解とチームとしての業績向上 |
1357 | 報告が遅いテレワーク社員 | 日用品卸売り | 物流管理部 課長 |
テレワーク中の若手の報告の遅れに悩む係長。リストを作って報告するよう対面で指示を出すが、声をかけなければリスト自体も上がってこない。対面指導で解決すると踏んでいた課長は、係長にどうアドバイスすべきか悩む。 | 報告のための環境整備とプロセスの確認 | ||
2022 | 1 | 1356 | 専門性が活かせない仕事 | 建築会社 | 技術支援課 課長 |
文化財的な建築物の保全に興味のある若手。自然災害を契機に、会社は一般建築を手がけるようになり、将来に不安を抱く。上司になにをいつまで頑張ればよいのかと聞くが、上司はそれは自分の悩みでもあり、黙り込む。 | 将来につながる経験やスキルの再点検 |
1355 | 再雇用者の目標設定 | 食品販売会社 | 支店 課長 |
目標シートの作成によって再雇用者の役割が明確になるが、支店長は知識不足を嘆く本人のウワサを聞く。確認すると、“頭”で新しい仕事をするのは辛く、現場の仕事が合っているという。支店長はどう活すべきか考え込む。 | 仕事の再出発と能力開発機会の付与 | ||